令和二年十一月八日、立皇嗣宣明の儀(りっこうしせんめいのぎ)を要とする立皇嗣の礼(りっこうしのれい)がつつがなく執り行われました。第126代天皇徳仁さまが秋篠宮文仁親王さまの立皇嗣を国の内外に宣明した皇室儀礼が、厳かに齋行されましたことを心よりお慶び申し上げます。 しかしながら、いにしえを践めば「立皇太弟の礼」として行えば良いものを、敢えて「暫定的」皇位継承一位とのイメージ操作を加えての儀礼とした政府の手法には、腑に落ちないものを感じます。立皇嗣の礼は退位の礼(第125代天皇明仁さまの退位に伴う儀式、中心儀式:退位礼正殿の儀)と同様、憲政史上初めて行われる皇室儀礼となったわけですが、そもそも「…