(エントモロジー、英語: entomology) 節足動物門の昆虫類を扱う学問。 純粋生物学としては動物学の一分野であり、また応用科学としては農学、法医学の一分野である。前者では分類学的な研究が多く、後者では農業への応用を目的として益虫や害虫に分類を行うほか、昆虫が死体へ群生する経緯から死亡時期などを解明するのに利用する。
前作の「バッタを倒しにアフリカへ」を読みたかったが、たまたま図書館にこの本があったので読む事にした。 著作の中でも語られていたが、かなり内容の長い本である。それもそうで、著者がアフリカでのフィールドワークからコロナ禍でのてんやわんやを乗り越えて、ネームバリューのある科学ジャーナルに論文を掲載し、安定した収入が得られる肩書を手にするまでが書かれており、今までの著者の積年の思いを晴らすだけあってかなり濃厚に書かれていた。 前半はモーリタニアでのサバクトビバッタのフィールドワークを重点的に書かれているが、普通に警察が賄賂を要求するわ物を盗むわで通常の日本人なら1週間で音を上げそうな環境を「雨が降って…
害虫の誕生―虫からみた日本史 (ちくま新書) この本を読むと,明治期の日本人が蚊や蝿を徹底的に排除すべき 『害虫』とは考えていなかったことが分かりますラフカディオ・ハーンは,L・ O・ハワードの「蚊」を読んで,衛生害虫である「蚊」を知りながらも,「蚊の根絶」に否定的で,日本人の「前世の行いで蚊に生まれ変わる」という信仰に共感しています(p.96-98) また,ハエに関しても19世紀以前のほとんどの人々にとって「小さくてかわいらしい虫」でした1865年にアメリカで出版された絵本では「翅をブンブンいわせて歌う」ハエと赤ちゃんが楽しく遊ぶ様子が描かれています(p.117) こうした見方を一変させたの…
どーも ShinShaです。 今回のブログは、前野 ウルド 浩太郎 著『バッタを倒しにアフリカに』の2回目の記事。一大決心して「サバクトビバッタ」研究のためモーリタに渡ったが、大かんばつでバッタはいなくなってしまった。その後の前野さんの挑戦はどうなったのでしょうか。子供の頃からの夢を果たすことはできるのか? 女性の読者様には、申し訳ありません。今回のブログでも、虫の写真2枚が掲載されております。何卒よろしくお願いします。 本書を読むきっかけ 著者について 本書のあらすじ 後半のあらすじ 本書の感想 後半の感想 おすすめのポイント 関連情報 ナショナルジオグラフィック記事 「サバクトビバッタ」に…