90年代のある時がそうだったように、世界が終わるはずの日を超えても、日常はダラダラと続くのだった。 アンゴルモアの大王も、世間を素通りしたし。7月5日に天変地異が訪れるという予言は結局何も起こらず、その翌日に「学校の怪談」を劇場に見に行く。数えてみれば30年前の映画で、このたびBlu-rayが発売されることになりその記念上映会。スクリーンに映し出されるは35mmフィルムの映像。満席の劇場でじっくりと観る。数えきれないぐらい観ている。もしかしたら人生で一番観た映画かもしれない。劇場で観た学校の怪談。なんか、ボロボロ泣けた。ずるい映画だなあというのが観終わった感想だった。 私たちの世代は、「学校の…