映像ソフトで映画『叫』(2006年、黒沢清監督)を観た。 湾岸地帯で女の死体が発見された。刑事の吉岡登(役所広司)は手口から連続殺人とあたりをつけ捜査を開始するが、その後死体周辺から自分の指紋が発見されるなど、不可解な出来事を目の当たりにする。もしや、知らぬ間に自分が殺したのか……? 自分自身の存在にすら自信を持てなくなった男の周辺に、やがて赤い服を着た謎めいた女(葉月里緒奈)が現れる…。 「笑いとは緊張と緩和である。」亡き桂枝雀師匠の言葉を思い出した。笑いと恐怖は紙一重である。そういうギリギリの線を黒沢のきよっさんは突いてきよる。追い詰めた役所広司を置き去りにして飛んでいく葉月里緒奈が最高過…