このブログを始めたきっかけ、伊藤計劃氏。また、後述の円城塔氏も以下敬称略。 今日はちょっとだけこの方を語りたいと思う。小説「虐殺器官」「ハーモニー」の二作を遺し亡くなった夭折の小説家にして、極めて鋭い視点から書かれた映画評を書く評論家としての面もある男。他にも、同人活動やゲームのノベライズなど、多種多様な活躍をしていた。 夭折の小説家、と言われる通り34歳という若さで亡くなった。死因はユーイング肉腫、いわゆるガンであった。 youtubeでちょいと検索をかけてみると、彼の作品について語っている動画がままある。そういった作品に対する語りはそちらに任せるとして、人物そのものに焦点を当てて語りたい。…