伊藤計劃の同名小説を原作とする劇場アニメーション映画。2017年2月3日公開。
ノイタミナムービー第2弾“Project Itoh”の一環として、『屍者の帝国』『ハーモニー』と共に劇場アニメ化。
当初、『屍者の帝国』は2015年10月2日公開、『虐殺器官』は同年11月13日公開、『ハーモニー』は同年12月4日公開という3ヶ月連続での公開を予定していた。
しかし『虐殺器官』が製作体制の見直しのため公開を延期。代わりに『ハーモニー』が11月13日に前倒しして公開されることになった。制作会社のマングローブが破産の申請準備に入ったことが影響したとみられる。
その後、チーフプロデューサーである山本幸治が新たに設立したアニメ制作会社ジェノスタジオに制作が引き継がれた。
伊藤計劃の長編SF小説。作者のデビュー作。
2007年6月、早川書房から刊行。2010年2月にハヤカワ文庫から文庫版が刊行された。
2015年11月13日、劇場アニメが公開。
〈ハヤカワSFシリーズ Jコレクション〉後進国で頻発する民族虐殺の背後には謎の米国人ジョン・ポールの存在があった。米情報軍のクラヴィス大尉はインド、アフリカの殺戮の地にその影を追うが……小松左京賞最終候補の近未来軍事SF
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9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう…彼の目的とはいったいなにか?大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは?現代の罪と罰を描破する、ゼロ年代最高のフィクション。