1940年京都府に生まれる。 実家が東洋医学の医家であったため、幼少より鍼灸指圧などの修行をする。1966年東京大学医学部卒業。東京逓信病院外科、東京都教職員互助会三楽病院外科科長を経て、87年神奈川県大和市に田園都市厚生病院を開設、同院院長。西洋医学と東洋医学を融合した治療・健康指導で高い評価を得ている。また、和風人間ドック、シルバーマンション、東洋医学研究所開設など、従来の枠を超えた幅広い医療事業はマスコミでも注目されている。医学博士.
「老い」についていろいろと考える年末年始になった。 人は、年齢を重ねるに従い老いていく。例外なく全ての人が。しかし、このことを我がこととして実感するのは随分後になってからのように思う。身体の変化は、早くに気がつく。このことを最初に意識したのは、ラジオ体操が「体操」だと感じた瞬間だったように思う。中学や高校の時、運動会で必ず全員でやっていたが、若い身体には、「体操」ではなくただ体を動かしていただけで、体への負荷は全く感じなかった。しかしある時から、「ああ体操だ!!」と感じるようになっていた。そして身体の俊敏性や柔軟性に関しても、ある頃から確実に後退していることを痛感しだした。 身体の変化を、ただ…
皆さんは、「脳内革命」という名の本をご存じですか? 今から25年以上前のことですが、医学博士である春山茂雄氏の著書で大ベストセラーになり、“脳内モルヒネ” なんていう強烈な言葉もインパクトを残しましたよね! なぁんて、当時はまだ生まれていない方や、元々興味のない方も多々いらっしゃると思います。一言でいえば 「プラスの発想こそが、人を楽しくするホルモン=脳内モルヒネ を発生させ、心身にとって最高の薬になる。ということを医学的、科学的に明らかにした画期的な本」 ということで、当時はその発想が画期的すぎて⁉賛否両論あったと記憶しています。 単に大ブームに乗っかって読んだだけの学生だった当時の私には、…
著書『投資マンションが気になったら読む本』に、「健康」「生きがい」、そして「経済力」の3つは、将来の人生設計において、最も大切にしていかなければならない、と書いた。 「経済力」については、本書を通して、投資マンションの持つ魅力について詳しく述べた。 今回はこの3つの中の「健康」について述べてみたいと思う。 40代に入って、読む本のジャンルに健康についてのものが徐々に増えていった。そして同年代との会話でも健康の話題が必ず出てくる。と同時に、若い頃と比べた時の身体の変化も「老い」という観点で意識せざるを得なくなっている。「歳を重ねる」ということを、身体の変化で実感する。気持ちでは、若い頃と変わりが…
今から28年くらい前に、医師で、医学博士でもある、春山茂雄さんの書かれた本、『脳内革命』(サンマーク出版)を読んだことがあります。読んだあと、右脳を活用するポイントと題して、①何事もよい方に考える。②もっと筋肉を使う運動をする。③瞑想の習慣を取り入れる。④脳に栄養を与える食事をする(なっとう毎日食べる)。と、短い言葉を書き写しました。それを今も見ています。 そんななか、この本をもう一度読んだら新たに気づくことがあるように感じました。さっそく市立の図書館へ行き、カウンターで『脳内革命』を読みたいことを伝えると、この本は二冊になっていました。最初の本が出版された翌年に、続編として『脳内革命②』が発…
こんにちは、さいちょうです。 ストレスは体に悪い ストレスは寿命を縮める ストレスは万病のもと 百害あって、一利なし! あなたの健康を傷つけている「ストレス源」に、頭を悩ませていませんか? 「ストレス=体に悪い」 ストレスは私たちの心身を蝕み、命にかかわる重大な疾患へとつながっていく。 ストレスを与えてくる人のせいで、病気になっちゃうよ・・・! 心配しなくて、大丈夫。 この記事を最後まで読むと、健康を蝕むストレスから「永遠に解放される知識」が手に入ります。 専門家の告白「ストレスは寿命を延ばす」 ストレスによる心臓発作。ストレスによる脳卒中。ストレスによるうつ病。 憎きストレスこそが、あらゆる…
〈日本の書籍ベストセラー〉 背景:あさ、同居人と流行の話になり、ありとあらゆる興味を時系列順に並べてみたくなった。それでは膨大すぎるので、日本のベストセラーにテーマを絞り、過去からイマに向かって並べてみる。
* 自己啓発の功罪 「自己啓発」なる言葉は当初、高度経済成長期下の労務管理の文脈において用いられていましたが、1980年代以降はニューエイジと呼ばれる精神世界と結びつき、やがて1990年代になるとオウム真理教をめぐる報道の中でそのイメージを悪化させることになりました。もっともその一方で「本当の自分探し」という人々の「自己発見」の欲望それ自体は収まるどころかむしろ拡大を続け、1990年代以降はより穏当な形で「自己啓発」を推進する言説が社会の様々な領域に広がっていきました。 この点、1990年代とは「心」がこれまでになく注目された時代でした。後に「心理学化」や「心理主義化」という言葉で呼ばれたよう…
精神科医でありながら多くの書籍を執筆する樺沢紫苑さんの著書になります。インプット大全・アウトプット大全が人気で平積みになっているのをよくみていたのですが本書を通じてそちらも読んでみたくなりました。 本書は平たく言うと効率よい脳の使い方や習慣について脳内物質の説明を通じて理解していくものです。登場する脳内物質は7つです。人の集中力ややる気、気持ちの安定にはこれらの物質のバランスが関係していることがわかってきています。 やる気がある時の脳内物質の状況を調べることなどで、どういった精神状態の時に何が活発に発生しているのか、またそれらの物質が放出される仕組みなどを理解することで集中力を高め方であったり…
バイカウツギ 漢字で書くと『梅花空木』 漢字で書いたほうがずっとすてきです。 清楚な小さな白い花からは想像できない、ふくよかな甘い香りです。香水の原料として使われるそうで納得です。今年は満開と雨が重なって、香りこぼれる時期が短かったので、残り少ない花を大切に部屋に飾ります。 花言葉を調べてみると、「気品」「品格」など自分には遠い言葉がならびます。 品格という言葉を意識したのは、随分と昔のことになりますが、ベストセラーとなった坂東眞理子さんの『女性の品格』という本を読んでからです。 今も持ってる本を久しぶりに開いてみると、2006年10月第一版となっています。今から17年前のことですね。 当時、…