お弟子さんの春風亭柳之助師匠とお近づきにさせて頂いた時、当時の柳昇師匠のことを教えて頂いた。柳之助師匠が初めて吉祥寺の(今はなき)バウスシアターで柳昇師匠の落語を聞いて衝撃を受けた、というお話からいろいろ尾ひれがついて、たまたま銀ブラならぬ神ブラ(神保町をぶらぶら)していてこの本を三省堂で見つける。1,100円。当時1987年に発売された値段と一緒。 本を読みながらこれほど笑ったり泣いたりしたことがあっただろうか。とにかく面白かった。 よくよく調べてみると、与太郎戦記には続編もあって、しかもフランキー堺を主演にして映画化までされている。 本の中にも出てくるが、柳昇師匠は戦争で指を失っている。そ…