昭和天皇物語 第14巻 かなり前に発売されていましたが、ようやく購入し読み終えました。 時間軸はノモンハン事件から日独伊三国同盟の締結まで。 陸軍が推し進める三国同盟を止めようと、各人の努力する様が描かれていましたが、結局は史実通りの流れとなることに。特に近衛文麿の無責任ぶりには、呆れるを通り越して怒りすら覚えました。 昭和天皇にも見透かされているように、決して自分自身でリスクを取らないのは、政治家としては無能としか言いようがないですね。 西園寺公が話した「五目飯のような政治家」という評価は確か海軍の井上成美の評価だったと記憶していますが、言い得て妙だと思いました。一方で三国同盟締結後の米英と…