先日、上野公園を歩いていると不忍池の手前に 寛永寺の清水観音堂がありました。 とても趣があり、ひかれて上がってみることにしました。 1631年、京都東山の清水寺を模した舞台造りのお堂だそうです。 そのお堂に上がってみると中央に輪をかいた松! 輪の向こうに見えるのは、不忍池弁天堂です。 この寛永寺を建てた天海大僧は、不忍池を琵琶湖に見立て、 琵琶湖の竹生島宝厳寺本堂(弁才天)に対し 離れた場所にいても神や仏が こちらへ来てくれるように願い込め不忍池弁財天を建立したそうです。 月の松の円の中にその不忍池弁天堂が収まるような仕掛けになっています。 天海大僧の思いに馳せているとあることに気がつきます。…