現在、材木は製材所の機械で製材されていますが、製材機械の第1号が日本に導入されたのは1860年代。明治初期に政府・開拓使による導入が行われ、全国的に普及したのは関東大震災(1923年)以降とされています。よって、昭和初期までは、まだ木挽き職人が太い原木から柱、板、棟木、化粧材と、ありとあらゆる材木を大鋸一丁で切り出す大きな役割を担っていました。 大鋸による木挽きはいつから始まったのでしょうか?木挽きという職業が出てきたのは、室町時代です。室町中期に中国から伝わった縦挽き鋸が日本の製材と建築技術を大きく変えました。 それでは、室町中期以前、縦挽き鋸が中国から伝わる前はどのようにして製材していたの…