今月12月17日まで、大洗町にある「幕末と明治の博物館」で、第12回特別展生誕140年・没後100年記念「山村暮鳥と大洗~おうい雲よ~」を開催している。 「山村暮鳥の散歩道」というチラシがあった。所々参考にして、友人と二人で自転車で回ってきた。 私にとって大洗町は隣町だから、ほぼ地元であり、チラシにある「ある時」の詩碑も何度か訪ねたことがある。「ある時」の詩碑は、詩は萩原朔太郎の撰で、小川芋銭の書による。碑の建設の発起人には室生犀星も名を連ねている。 「ある時」を含む詩集『雲』は、青空文庫にある。チラシの裏にも、書名と同じ「雲」から、「おなじく」、「ある時」と続く、雲について書かれた連作の他に…