「虚弱高齢者の動きは、典型的にゆっくりで、支持期が延長し、四肢の動きは慎重で確実というよりもむしろすり足でためらうようである(Koller,Glatt,Fox 1985;Sudarsky,Rosenthal 1983)。高齢者で機械的効率が悪化する要因には、自身の喪失、視覚及びバランスの低下、筋力の低下、運動単位活動の協調性の低下、そして関節の硬化が挙げられる。(p-98)」 12)柴田博他監訳:シェパード老年学 加齢・身体活動・健康;大修館書店 「同一速度で比較して、老人の歩行はステップ長が短縮し歩調が増加することが分かる。若の身長差を補正しても(60歳代の自然歩行を除けば)この違いは残る、…