文庫本の背表紙を見ていて、「ぶつぞう入門」とひらかなで記されているのが目にとまった。著者を見ると「柴門ふみ」。どんな本? 表紙を見ると3躰の仏像イラストが載っている。ペラペラと中を見ると、イラストや漫画のページもあるエッセイ。最近集中的に仏像関係のテキスト的な本を読み継いでいる。この一冊、おもしろそうなので読んでみた。 単行本が2002年9月に出版されていた。文庫本は2005年8月が第1刷。 漫画家の柴門ふみさんが、最初は『オール讀物』の編集部の人の同行で始まった全国各地の寺院の仏像鑑賞のようだ。それが他に引き継がれ、それらの結果を綴ったエッセイ集。漫画家の強味を活かして、仏像のイラストを載せ…