3.5 昔、大江千里をださいなあと思っていた。洋楽に傾倒していたから余計にそう思っていた。十人十色という曲があってサビが思いっきり十人十色なんだわ。大江千里といえば巻き舌(HOUNDDOGの大友康平みたいなやつ)とは違い日本語をはっきりくっきり、大口開けて歌う人だった。なんかキッズ向けに表情や身振り手振りを誇大にしているような人だった。それが妙な感じでへんな歌だなあと思っていた。だが今や大江千里はJPOPのレジェンドだ。 この映画でさいしょに心奪われるシーンは幸世(森山未來)が初取材に行った野外フェスでDQNかっぷるから思いっきり嘲罵されるところでベソかいて逃げ走るとき大江千里の格好悪いふられ…