鹿児島市の吉野に上之原(かみのはら)というところがある。吉野台地の端のほうにあたり、鹿児島湾と桜島をのぞむ。この地に原五社神社(はらごしゃじんじゃ)が鎮座する。桜島の大噴火と深いかかわりを持つ神社だ。 安永大噴火、黒神からの移住者 地域の守り神 安永大噴火、黒神からの移住者 安永8年(1779年)、桜島が大噴火。大量の火山灰を吐き出し、火砕流やマグマも噴出したという。「安永噴火」と呼ばれる。 桜島からは2000人以上が鹿児島城下に避難する。その後もしばらく桜島の活動は続く。薩摩藩は避難民の一部を鹿児島に移住させた。 rekishikomugae.net 桜島の黒神(くろかみ、鹿児島市黒神町)の…