一条真也です。『神道・儒教・仏教』森和也著(ちくま新書)を再読しました。「江戸思想史のなかの三教」というサブタイトルがついており、江戸の思想を支配していたといえる神道・儒教・仏教には現代人の思考の原風景があることを読み解く野心作で、素晴らしい名著です。著者は1967年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。専攻は日本思想史。公益財団法人中村元東方研究所専任研究員・東方学院講師、早稲田大学エクステンションセンター講師、NHK学園講師、中央大学政策文化総合研究所客員研究員。 本書の帯 本書の帯には「江戸思想の深層へ」「現代人の宗教観の根底をたずねて…