透析患者なら見逃せない“隠れた敵”がいるのをご存じでしょうか。その名は「β2-MG(ベータ・ツー・マイクログロブリン)」。検査結果の項目には出ていても、あまり気にしたことがないかもしれません。 けれど、この物質が体にたまり続けると、ある日突然「箸が持てない」「肩が動かない」といった不調をもたらすことがあります。その正体は、透析アミロイドーシスという病気。自覚症状が出るころには、すでに体の中で“沈着”が進んでいる可能性もあります。 このブログでは、β2-MGとは何か、なぜ気をつけるべきなのか、そしてどうすれば対策できるのかを、透析を受ける一人として、できるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。…