腎不全が進行し、腎臓が機能しなくなった場合に、血液を浄化する治療。 血液透析と腹膜透析の2種類があるが、一般には前者のことのみを指して言われることが多い。実際日本では人工透析を行う患者の約96%が血液透析両方を受けている。 血液透析では、一般的に週3回専門の施設に通い、1回4時間かけて治療する。 腹膜透析では、お腹にカテーテル(チューブ)を挿入し、毎日自分で4回程度、液を交換を行って治療する。
ときおり、人工透析患者が受診してくる。もちろん、耳鼻科疾患でくるのだ。腎臓が悪い人は治療がけっこうやっかいだ。いろいろな薬に制限があるからだ。腎臓を悪くするような薬は減量するか、だしてはいけないことになる。 1番有名なのは、ロキソニンという鎮痛剤。腎臓をかなり痛めつけるので、この薬をきっかけに腎臓がダウンすることがある。人工透析まではいかない腎障害患者が1番問題になる。次に抗生剤。他にもいろいろあるとは思うが、自分も腎臓の専門家ではないので、なんでもわかっているわけではない。医学書を見ながら確認するしかない。 ただ、人工透析までいっている人は、腎臓の機能がほとんど残っていないのかもしれない。こ…
湘南鎌倉総合病院と北海道大学病院で、ブタの腎臓を腎不全患者に移植する治験が計画されているらしい。 国内初の異種移植となる見込みで、早ければ2028年にも実施されるという。 自分が生きている間に、実際の移植対象になることはなさそうだが、透析以外の選択肢につながる可能性はある。 今後どう進んでいくのか、興味深く経緯を見守っていきたい。 関連ニュース www.nikkei.com 湘南鎌倉総合病院「ブタの腎移植が希望に」 28年実施へ準備着手|日本経済新聞 湘南鎌倉総合病院は、明治大学発のスタートアップ「ポル・メド・テック」と共同で、ブタの腎臓を腎不全患者に移植する治験の準備を始めた。 治験は202…
前回の「2025年 透析医療の最新トピックス10選」で、携帯型・ウェアラブル・埋め込み型の「人工腎臓」の技術ロードマップを取り上げました。あのときは「専門家の多くが2040年前後の実用化に言及している」という、かなり遠い未来の話として紹介した記憶があります。 あれから半年ほどのあいだに、この分野でいくつか動きがありました。ただ、人工腎臓がすぐに実用化されそうになったわけではありません。変わったのは、動物試験・患者試験・FDAとの協議といった、実用化までの道筋が以前より見えやすくなったことです。 今回は、 UCSF「The Kidney Project」の現在地 新たに登場したNephrodit…
尿アルブミン 牧田善二さんの著書について 血圧についての経験 生き方 白内障の経験 尿アルブミン 牧田善二さんの著書について 糖尿病専門医も普通の先生もぼくの経験ではどなたも尿アルブミンの重要性についての話を聞いたことがありません。 糖尿病の本もけっこうたくさん読んだのですが 牧田善二さんの「糖尿病で死ぬ人、生きる人」を読んで初めて 尿アルブミンについて知りました。 糖尿病で死ぬ人、生きる人 /文藝春秋/牧田善二 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング 7net ベルメゾン セシール Wowma 価格.com 現在 糖尿病の方には 是非一読されることを…
私はインスタント麺やカップラーメンが大好物だ。 いや、「大好物だった」と過去形で言うべきかもしれない。なぜなら、最近私の健康管理を二人三脚で行っている相棒のデータ分析AI「フェニックス・ライジング」から、「インスタント食品を極力食べるな」と厳重注意を受けているからだ。 確かに私はもう若くないし、健康診断でも腎機能(eGFR)の数値が年々低下している。土日のご褒美として食べていたカップ麺も、今では2週間に1回程度まで減らしていた。 そんな時、ネットニュースで一筋の光明のような記事を発見した。 「即席ラーメンは『茹でこぼし』を 5000人以上を診た医師が語る、腎臓を守るための簡単なルール《人工透析…
腎臓機能の低下により、人工透析治療を受ける旦那様。 そして、旦那様を支えるお嫁さんの闘病記。 感想といたしましては 壮絶の一言でしたよ。 透析を止めた日 作者:堀川惠子 講談社 Amazon 理解していたつもりの人工透析 人工透析に関して、その過酷さは理解しているつもりでした 友人の親族が透析を受けており、時折その話を聞いていたり、 また、透析を自分の意志で止める決断をしたが、想像以上の苦しみに耐えかね、正気を失いかけながら再開を懇願したというニュースを目にしたこともあったからです しかしながら本書を読むと、それはまだまだ表面上の知識でしか無いことを思い知らされます 想像を超える過酷な人工透析…
こんにちは。訪問介護でも高齢になって途中失明された方もおられます。目の病気がもとで失明する 糖尿病などの合併症で失明をするなど おもには病気が原因となって目がみえなくなってしまったという方も訪問介護では支援が入ってきます。私の場合は糖尿病から失明に到ったかたの支援に入りました。その方は女性で78才くらい。 目が見えないのですが独居でした。自立し歩行もできます。 耳もよく聞こえて話すときちんと答えます。支援の内容は透析するための送り出しと呼ばれる「通院準備」のための支援です。透析の病院は送迎が付いています。とても朝が早く7時前には利用者のお宅にいました。マンション暮らしで狭いけども平面の住宅なの…
経口リン吸着薬のバンドル化とAKI在宅透析解禁は何を意味するのか 2025年1月から、アメリカのメディケア(公的医療保険)で透析医療の支払いルール(ESRD PPS:End-Stage Renal Disease Prospective Payment System)が大きく変わりました。 ポイントはざっくり言うとこの3つです。 施設あたりの基本単価(ベースレート)が2.7%増額 経口リン吸着薬など“経口のみの透析関連薬”が、ついに包括払い(バンドル)に取り込まれた 急性腎障害(AKI)でも在宅透析(PD・在宅HD)がメディケア対象になった 日本とは制度もお金の流れもまったく別物ですが、透析医…
前回の記事では「2025年の透析医療トピックス10選」をまとめましたが、今回はその中でも日常に直結する「血糖コントロール」にフォーカスします。 ― SGLT2阻害薬に頼れない私たちの現実的な戦略 糖尿病があって透析をしていると、どうしてもこう思いたくなります。 「SGLT2阻害薬とかマンジャロ(チルゼパチド)とか、新しい“強い薬”を使えれば楽になるのに…」 ところが現実には、 SGLT2阻害薬は腎機能に依存する薬で、透析患者では保険適応がありません。 マンジャロ(チルゼパチド)は「用量調整は不要」とされているものの、透析患者でのデータが非常に少なく、現場では慎重投与か見送りになることが多い薬で…
北陸は梅雨明けしたようです。と言っても、梅雨らしい天候はあまり記憶になく、真夏の暑さがずーっと続いている印象です。この暑さで、水分をしっかり摂っていることと思います。熱中症対策は重要ですね。 ところで、水分摂取量に比べて小便の量が減っているのではないでしょうか。大部分の人は、体温調節のために大量の水分が汗腺から汗(見える見えないにかかわらず)として出ています。 そのため、腎臓から尿として排泄する水分を減らしているので、多くの人はトイレの回数が少なくなっているはずです。これは、腎臓に流れる血液量も減っていると考えます。 もちろん、単純に尿量に比例しているわけではなく、再吸収という形で原尿から水分…