■結論 ビタミンDは、体の中でホルモンのように働く大切な栄養です。骨を強くしたり、風邪をひきにくくしたり、心の健康にも関わっています。日本では多くの人がビタミンDが足りていないと言われていて、食べ物・日光・サプリメントの3つをうまく使って、しっかりと補うことが大切です。 ■理由 ビタミンDが不足すると、骨がもろくなる骨粗しょう症や風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるだけでなく、うつ病や糖尿病、さらにはがんの発症リスクも高まる可能性があることがわかっています(Holick MF, 2007/Jolliffe DA, 2021)。 ビタミンDは体のいろいろな場所にある「ビタミンD受容…