このたび、以前に設計・製作に10年余りの歳月を費やした木製模型の「多宝塔」を、我が家の檀家寺に献納することが決まりました。子供家族が帰省するこの夏に送り出す予定です。終活の一環とはいえ寂しいものです。 「本体」は檜材、「屋根」はサワラへぎ板、杮葺き、柿渋着色、「露盤・伏鉢・請花・九輪・六葉・四葉・宝珠」などは木製、古色塗り、「宝鎖」は古色塗り、「風鐸・風鈴」は木製、古色りです。 模型は実際の組み立てと同様の継手、仕口による製作です。他の多宝塔と異なる点は、上層屋根内部及び心柱上部に日光の五重塔と同様に耐震のための弾き竹・弾き金具を作成して心柱上部に取り付けていることです。また、下層内部は四本柱…