こんにちは。きのひです。 「夢うつつ」 あさのあつこ 著 を読みました。 2014年1月10日 第1刷 「わたしの日常は毎日、ほぼ何事もなく過ぎていきます」 平凡でごくごく普通でちっとも目立たない。 十代のころは自分が華々しく変わる未来を信じることができました。 何の根拠が無くても自分を信じて幻を愛せ、幻影に恋ができる。 「でも大人になるとそうもいきません」 幻に振り回されない強さを得るのと引き換えに現実を受け入れなければならなくなる。 「そして自分の前に続く平穏だけれど退屈な日を見てしまうのです」 それはある面とても幸せではあるのですが、反面焦燥を掻き立てられ呻(うめ)くことでもありました。…