この世に、果てはなく、同意にて、この自分に果てはないのだから、「自分以外」というものは無く、なんだか素晴らしいものが他所からやってくる、別の場所から降りてくるなどはあり得ません。 このような物言いだとあまりに味気ないですが、すべてが自分にあるとは、問いもその答えも、すべてすでに自己に有していることになります。 宮野公樹『問いの立て方』 自分はありのままに世界を捉えていない。 必ず自分の心のフィルターなり、自分の思い込みなり、自分の考えを通して物事を捉えている。 一人ひとりはこの世にあるものだけではなく、この世にないものも想像し捉えている。 ということは自分が今見ているもの、聞いているもの、嗅い…