桜が咲くと、あの頃を思い出します。小さな体にランドセルを背負って、通った小学校。大きくなっていく体。成長していく自分。 そして、桜は咲いては散っていく。そして、また春になると満開の花を咲かせる。それが、不思議でもありました。その循環に。繰り返しに。 そして、大人になってからは、桜と一緒で、人間も、召されたら、また舞い戻ってくるのかどうなのか、考えたりもしました。 しかし、そんなことは、到底わからないと、匙を投げたものです。 植物と人間が同じような仕組みになっているかなんて、知りませんしね。 人間がどんなに悩んだって、謎なのですから。しかたありません。 そんな中、母方の祖母が体調を崩し、もう逝き…