急性期術後の患者様やICUの病棟において、 絶対安静を強いられる患者様はどのような状況にさらされているか あなたは理解していますか? 絶対安静は 肺胞気酸素分圧の低下 肺内シャントの増加 動脈血酸素分圧の低下 機能的残気量の低下 下側肺障害 これらの状態を引き起こします。 特に下側肺障害とはARDSなど急性肺障害で、下側になった肺領域に限定して現れる浸潤病変、重力に近い側に形成される肺水腫、分泌物貯留、無気肺などが混在する状況のことを言います。 長期の臥床が続くと重力によって後方の組織を圧迫してしまいます。 それは循環障害だけではなく、肺の中でも臓器による圧迫が起こり、肺胞が潰れてしまいます。…