お題「ささやかな幸せ」 昔、ブラックな企業で朝も夜も無く働いていたことがある。 その頃は真夜中に仕事を終えて家族も寝静まっている家に帰るのが寂しくて、朝までやってるご飯屋さんによく行っていた。 仕事で心身共にダメージを受けた夜、行きつけの小さなイタリアンで牡蠣のグラタンを食べて泣いたことがある。 なんだか胃袋から辛い気持ちが浄化されるような感覚で いい歳なのに、ご飯食べて泣くなんて自分でも信じられなかったけど・・・。 でも癒されたことには間違いない。 今はブラックとは縁を切り、自分の生活に追われている日々。 高齢の両親の夕飯を作り自宅に戻ると、子供たちもバイトや外出で不在。 我が家のことには気…