「プロテニス選手としての全ての活動禁止処分は、即時実行されるものとする。つまり、この選手のテニス協会主幹大会への参加、いかなるトーナメント、イベントへの参加も禁止する」 これは2017年5月16日、テニスの不正監視団体「テニス・インテグリティ・ユニット(TIU)」が発表した声明であり、日本テニス界に激震が走った。 なぜなら、TIUが名指ししたのが、かつて錦織圭と日本の旗を背負い、ダブルスを組んだことがある三橋淳だったからだ。 三橋は駿台甲府高校では2005年ジュニアデビス杯U-16大会に、錦織らと日本代表として出場。 2007年にプロ転向し、2008年には日本ランク4位として活躍していた。 と…