小学生のひとみちゃんの飼い犬の柴犬「さくら」が東日本大震災の後、被災地にとりのこされるお話です。 少し変わっているのは地震のあと、(初めにひとみちゃんがどこにいるかは書かれていませんがおそらく)学校に迎えに来たお母さんと無事に自宅に帰ってきたところからお話が始まります。東日本大震災のお話だと主人公が実際に地震にあっている場面から始まることが多いのですがその部分はあとから回想シーンとして出てきます。 そのため地震よりも犬の方に気持ちが移りやすくなっています。 その後は放射能の影響で避難所の体育館に行くことになり、犬のさくらはおいて行かなければならないという現実に突き当たります。 津浪や地震の影響…