8月4日は、オリオン・クラウタウ『隠された聖徳太子:近現代日本の偽史とオカルト文化』(ちくま新書)の書評会(龍谷大学)に参加。刺激的で、かつ、楽しめる研究会でした。関係者の皆様、お疲れ様でした。吉永さんが亡くなってからは、こういう研究会には参加しづらくなった。しかし、評者の一人が旧知の栗田英彦さんで、クラウタウ先生の本には吉永さんへの謝辞があったので行くことにした。栗田さんに紹介いただき、先生にサインを貰いました。ありがとうございます。 本書で気付いたことを補足しておこう。 ・80頁 「戦前の段階では、太子関連のセンセーショナルな論はそれほど見られない」←戦前期における太子関連の面白い論が他に…