ネタバレあり 大学講師とその書生が各地に伝わる奇祭・因習の謎を解く伝奇ミステリー第三弾。 今回廣章(こうしょう) と真汐(ましお) が訪れたのは長野県の諏訪湖。南辺田家の遣いとしてある物品を引き取りに訪れた二人ですが散策の最中ある出来事をきっかけに近くの村で行われる十二年に一度の祭へ招かれることに。 オトナイサマとしてもて成される二人は祭の祭主である清月(きよつき) や黒耀、首に鉄輪の嵌まった少女結麻(ゆいま) と出会い風鎮祭の謎に迫っていきます。 真汐が村の子供に狼藉を働く黒耀に怒り手を上げる場面が印象深いです。言葉ではなく暴力に訴えてしまったことを謝り痛かったでしょうと黒耀を心配しながらも…