2024年8月末に迷走をした台風10号が,9/2に温帯低気圧に変わり、ようやくほぼ普段のような気候になった。といっても、熱中症の危険のある蒸し暑い天気である。これを残暑といっていいのだろうか。 さて、筆者は台風になる前の低気圧の状態を「熱帯性低気圧」とずっと認識してきた。一方、台風が日本上空や周辺で衰えて低気圧になると「温帯低気圧」になると認識していた。なぜか、南洋で台風に発達する前の低気圧には「熱帯性」と性の字を付けて覚えているのである。 日本が温帯にあるので、日本周辺の低気圧は「温帯の低気圧」あるいはただの「低気圧」でいいが、南洋の熱帯、あるいは亜熱帯の地域で発生して温帯に移動してくるヤツ…