焦土の刑事【電子書籍】[ 堂場瞬一 ]価格: 990 円楽天で詳細を見る 警察小説を通して日本の各地の風景を描いてきた堂場瞬一だが、今回は時間軸を動かして、昭和の警視庁を描くことに取り組んだ。 刑事としての仕事に誇りを持って、事件を追う高峰。特高警察として疑問を持ちながらも弾圧に手を貸し、戦争が終わってその過去に苦しむ海老沢。2人の幼馴染が警視庁の中でそれぞれの居場所を見つけながら、その立場のために袂を分かつことになる。 第1作「焦土の刑事」。戦争末期。空襲時に防空壕で連続して発見される女性の刺殺死体。「戦局を鑑みて」上層部は事件のもみ消しに走る。そのまま終戦となるが同様の事件が発生する。高峰…