神戸,続神戸,俳愚伝 (講談社文芸文庫 さH 1) 作者:西東 三鬼 講談社 Amazon 狩猟採集社会を学んでいくと、「自由」という問題にぶつかるのです。他人に縛られず、自由に生きていくことはできるのか……。 西東三鬼「神戸」「続神戸」を読みました。1942年から数年間、神戸に暮らした西東の自伝的随想です。西東三鬼(1900〜1962)は、新興俳句を志した俳人です 水枕ガバリ寒い海がある 1940年、京大俳句事件という思想弾圧を受けたあと、三鬼は神戸に移り住みます。バーの女に紹介してもらったホテル兼アパートには、不思議な人たちがたくさんいました。 (略)止宿人は日本人男性が私と伝染病院長の二…