猫のいるしあわせ

猫さんは、不快な対象にエネルギーを注がれない。 猫さんはその高貴なエネルギーをひたすらに、楽しいこと、美味しいもの、興味を持たれたものに注がれる。 嫌なもの、不快なものはただひたすらに身を潜めて、やり過ごそうとされる。大きな物音、見知らぬ猫好きではない人物など不快な対象を、いかに無難にやりすごすか？ 自分が関わることなく、無難に経過させるか？ということに心を砕かれる。 積極的に排除しようとはしない。 ひとは不快なものは、できるだけすみやかに排除しようとするが積極的な排除は実はその対象と「関わり」をもってしまうため、悪手なのである。 猫さんはその対象の経過時には、いかに相手に自分の存在に気づかれ…

猫さんは、常に本能と直感に忠実な選択をされる ひとも直感に忠実な識別や選択は、深いところに納得をもたらす。 不安感や迷いがない。 たとえ無意識にでも、直感を捻じ伏せた選択には一抹の不安感がどうしてもぬぐえない。現実的、常識的な判断でもあり、何も間違ってはいないはずなのに落ち着かない。 初対面のひとに第一印象で違和感や嫌悪感を感じても、いや、自分の思い過ごしかもしれない、先入観でひとを判断するのはよくないと考え、その思いを打ち消そうとした経験は誰もがあるだろう。 特にその後自分にすごく良くしてくれたりすると、なんか申し訳ない気持ちになってしまいがちだ。だが、時間の経過により、やはりその第一印象は…

人知を超えた不可思議なこと、その全てが神秘ではない。 不可解なこと、不可思議なことに美しさや、神々しさというか、神聖さが同時に備わっていてこそ、神秘といえるとおもう。 誰もが神秘だと感じる代表は、雄大な大自然の風景、オーロラなどがあげられる その圧倒的な神秘をまえに、ひとは畏怖の念が湧き上がり、言葉を失う。猫さんも、古代エジプトでは神に例えられてきたように、 多くのひとが神秘的に感じる存在である。 飼い猫は本来の野生は薄くなり、可愛さや愛らしさの魅力が全面的に出がちだがそれでもやはり、その他の生き物とは一線を画した神秘性を備えている。 うちの月ちゃんもとても可愛く、愛嬌があって甘え上手だ。そし…

飼い猫と野良ちゃん、保護猫ではその存在感は全く異なる。 野良ちゃんのほうが、生き抜くという意味での生命力は優れているのかもしれない。 だが、個性が明確な「個としての」生命エネルギー、存在感を放つのは飼い猫である。ボランティアさんも本当のその子の猫生は里子に出た後から始まるという。 事実、どの猫も保護猫時代とは雰囲気が激変し、顔も表情も別猫に変化する。家猫になれば、食事やおやつもレベルアップし好きなだけ食べられる。おもちゃもグッズもいろいろと選べて、好き嫌いも主張できる。家のなかを自由に走り回り、抱きしめられ、あたたかい毛布にくるまれて眠る。 安全で自由な環境の中で、愛情をかけられて自己主張がで…

猫さんはそこに存在しているだけで、周囲を感化して引き上げてくれる存在である。 美しさとあたたかさ、ひとを心底救うのはこの二つだと感じる。 美しいものは一瞬で本質に立ち返らせるちからをもつ。あたたかさは、即座に生命力をよみがえらせる。 どちらも本質でないものを、見極め、自然に断ち切るちからをもつ。 実際のところ、次元の高いものほど微かで繊細なため、その反対の質ほど現実的な引力は強くなりがちではある。 「真善美」のなかで、真と善はごまかすことはできても、美だけは絶対にごまかしがきかないと聞いたことがある。 繊細な美は、本物しか表現できないのだと。 それは、直観と感性だけが、認識できる世界でもある。…

猫の神秘の力は、天性のギフトである。 他とは一線を画す、すべての美や才能、能力、魅力、品性などもすべて天性の力だと感じる。生命力の強弱、その質も同様である。 自然界からのギフトであり、因果律という自然法則に則ったものなのだ。 オカルト的かもしれないが、生まれながらの才能や魅力は生まれ変わりを繰り返すなかでの修練によるものだろう 他者への感化力が高いひと、理屈抜きに惹きつける力が強いひとがその理由を自己分析されても、なんか違う、いやそこじゃない 笑 と感じてしまうのは絵の中にいるひとには、絵が描けないのと同じだとおもう。 単なる好き嫌いなら説明は可能かもしれないけど、引力のレベルは人間が説明など…

「寝る子」が猫の語源であるという説があるほど、猫さんは睡眠を何よりも大切にされている。 1日の3分の2にもあたる16時間ほどを、睡眠時間にあてているという。 その寝姿は愛くるしく「絵になる」 それほど猫好きではないひとでも、寝ているときは可愛いかも。。と認めたりするしその平和の象徴のような寝顔はポストカードでも人気がある。 癒しのエネルギーに満ちている。 人間を含む全ての生物にとって、睡眠が大切なのは言うまでもないことである。睡眠不足だとろくなことはないのは、誰もが身をもって経験していることである。 思考能力もパフォーマンスも落ちるし、それにより事故や事件に結びつくことすらあるのだから。とにか…