珠帘玉幕

後半は美術部門から。美術・衣装辺りはやっぱり選ぶのが大変。難航しました。 選考対象作品については【2024年ドラマの「技術部門賞」を勝手に決めてみた①】をご参照ください。 ------------------------------------------------- 美術賞 中国ドラマを観る楽しみの一つはセットの作りの美しさや、小道具の精巧さだ。なのでこの部門は激戦区。結局は一番好みだった作品に決めた。 ＜受賞作＞「冰雪謠」 「大夢帰離」とどっちにしようか迷ったけど、結局こちらに。民国期のドラマには洋館が登場するのはお約束だが、このドラマのセットは「中洋折衷」。立派な洋館なのに中華風の中庭…

大団円を迎えた「珠簾玉幕」。端午という女商人の一代記としてはきちんと結末を迎えたと思う。十九娘をはじめ、自立してゆく女性たちの姿も美しかった。 一方で燕子京の復讐譚は断片的、或いは推測の台詞のみで語られるため、全体が把握しづらい…というか、誰が悪いかはわかったものの、はっきりしない部分もあって頭が少々混乱気味。理解できた範囲で整理し直してみようと思う。 ここから先はエンドまでのネタバレが含まれます。ご注意ください。 ※12/8追記 勘違いしている部分がありましたので、修正・加筆しました。 ----------------------------- 燕子京の前半生は最後まで謎に包まれたまま… そ…

真珠採りの奴婢から女商人に成り上がる「細腕繁盛記」で、端午と燕子京の愛憎極まるラブロマンスで、燕子京の復讐譚で…と、いろいろ盛り沢山な「珠簾玉幕」。唐代の長安から西域までを巡る「旅もの」でもあるけれど、唐代の地理には詳しくないので、何処だかよく分からない…ので少し調べてみた。 ここから先はドラマ中盤までのネタバレが含まれます。ご注意ください。 ------------------------------- 「珠簾玉幕」微博より 男主・燕子京は西域出身 如何にもそっらしい三つ編みが素敵 舞台は合浦～広州～西域～揚州へ ＜合浦＞ 「珠簾玉幕」の始まり、主人公・端午（赵露思 飾）と西域の商人、燕子京…

いやあ、、久々に来たね～！個人的に、ラブコメでふわっとしている可愛い赵露思さんよりも、何があってもへこたれない、強い女性を演じる彼女のほうが断然好きなので、本当ーーーに嬉しい～！ ーでもねえ、、ちょっとヒロインの境遇がハードすぎるんよ💧かわいい弟分もいるんだけど、その子まで罠にはまって気絶するまで打たれたりして、見るに堪えないシーンもちらほら。ほんと、しんどい。なもんで、私的にはダイジェスト版視聴くらいでちょうどいいのかもしれない。潜ったり、打たれたり、走ったり...ここまで体を張っている女優さん、そうそういないよ！ その上、お人好しの好青年（当て馬ポジ）が、容赦なく復讐する彼女を何度かたしな…