Statement 視界の隅々までを大切に思えた時、人は幸せな気持ちになれます。 私は、キャンバスの隅々までを大切な部分にしたいと考え、その日に最も制作意欲が湧くものを日々キャンバスの中に加えていくという方法で絵を描いています。大切なことは、本当に描きたい気持ちで描けるかどうかであり、たとえそれが制作中の絵に合わなかったり、構図が崩れると感じてもそうします。その結果、自然界の景色のように「すべてが主役で、すべてが互いを引き立て合う世界」が生まれることを発見しました。 さらに、本当に描きたい気持ちを持って描けば、他者が描いたもの同士でもそれが調和し、成立することに気づきました。この経験を通じて、…