読者になっていただいた夏樹さんにコメントをいただいて、改めて感謝したんじゃ。あたしは毎日誰かに頼らなければ生きていけない。昔看護師をしていたからといって、勝手に点滴をつけたり外したりもできんし、ご飯も手元に持ってきていただかないと食べられない。どうしてもしんどい時は、夜中だってナアスコールを押して助けてもらう。申し訳ない気持ちになるが、あまりにも苦しいときは仕方がない。助けを呼ぶ。その時、走ってくる足音に涙が出る時がある。その急いでいる歩幅と、ノックの素早さ。「どうしましたか?」の声と、近づいてくる息遣い。あたしの肩に手を置く時の強さや、手のひらの温かさ。あたしの苦しみをわかろうとして寄り添い…