「その1」からの続きです。 北アルプス縦走の後は、30代前半にかけて10年ほどの間スキーに夢中になっていた。そしてゲレンデスキーだけでは飽き足らず、夏季に山岳地に滑りに行くのにハマっていた時期があった。5月過ぎに乗鞍岳の肩の小屋の雪渓や西駒の千畳敷カールで滑るのだ。 乗鞍岳は8月でも滑ることが出来る。 位ヶ原山荘までバスで上がり、そこから肩の小屋に向けスキーを背負って数時間かけて登り、山荘までスキーで30分ほどで下ってくる。 5月の千畳敷カールは極楽平の2,828mからロープウェイ駅舎少し上の2,700mまでの急斜面を一気に滑り降りることが出来る。 その後さらに時が流れ、48歳くらいの時に地元…