宙組トップスター・真風涼帆さんが明日、6/11に退団される。幸いにも宝塚大劇場で千秋楽を見送ることができ、その日以来、ずっと考えていたことがある。 真風さんがかっこいいこと、上品な色気の持ち主であること、完成された男役としての立ち姿をみせてくれていること。そこはもう十分にわかっている。 ただ、真風さんの舞台から受け止めている「言葉にできないもの」を、私は何とかして言葉にしたかった。 1.真風さんから客席に届く風 宙組の一代前のトップスター・朝夏まなとさんは「宙組の太陽」として慕われ、文字通り明るい光で劇場全体を照らすようだった。 100周年時に宝塚歌劇団を牽引された元星組トップスター・柚希礼音…