10月6日はこちらに。浅草公会堂にて「翔の會」 中村富十郎さんの13回忌。お子さんである鷹之資くんと愛子さんが、自主公演「翔の會」で富十郎さんにゆかりのある演目をつとめました。 「矢の根」 2世市川團十郎が初演。7世が「歌舞伎十八番」に選定した「矢の根」。豪快な荒事らしい明るい演目で、鷹之資くんにはぴったりと感じられました。 稚気にあふれた五月人形さながらの曽我五郎でした。 「矢の根」は、2代目松緑が富十郎に教えたそう。その富十郎は2代目松緑の孫である当代松緑に教え、今回当代松緑が鷹之資に指導しました。こうして先輩→弟子→孫→子と、入れ子のように伝えていく芸を今私たちが観る不思議。私たち見る側…