のっけから今月の歌舞伎観劇からは話しが逸れるが、先月播磨屋倒るの報は、満天下の歌舞伎愛好家を震撼させた。その後詳報がなく、現在もICUに入ったままの様だ。先月の手術以降「俊寛」、「一力」、「楼門」と播磨屋の芝居を観たが、明らかにいつもの播磨屋ではなかった。その事はご当人が一番よくわかっていたと思うのだが、周囲は気づかなかったのだろうか。批評も全て絶賛に近い評で、それが油断を生んだ遠因でもあるのかとも思う。声が腹から出ておらず、力も入っていなかったのは芝居を観ている人なら判りそうなもの。このブログで無理はしないで欲しいと書いても、播磨屋に届くはずもなく、歯がゆい限りだ。一日も早い回復を祈りたい。…