ブログが滞っていて、申し訳ない。すでに3月になってしまったのだけれど2月のことをぼちぼちと。2月の演目の中で一番多く見たのは『阿古屋』6回。一度、阿古屋(玉三郎)が出の花道でストンと腰を落としてしまったことがあり、驚いた。ところが全く流れが損なわれず、何の乱れもなく、粛々と芝居は続いていったので、何か見間違えたのかと思ったほどだった。阿古屋が引っ立てられていく途中で座り込んだとしてもおかしくはないし、自然と納得してしまった。捕手たちもあわてなかったのがよかったのだろう。上手から、センターから、下手から見たが、上手では岩永(種之助)がよく見えて楽しく。センターでは重忠(菊之助)がほれぼれするほど…