歌舞伎役者・市川新之助。 市川團十郎の若い頃の名前として用いられる。 屋号・成田屋。
昭和50年世代の歌舞伎役者のスター格。 市川宗家の御曹司という血筋にくわえ、本人も祖父ゆずりの華のある容姿、父親ゆずりの大きな目玉をもって生まれ、若年にして光源氏や助六、弁慶を好演。既に時代の座頭が約束された感がある。 平成15年にはNHKの大河ドラマ「宮本武蔵」の武蔵を1年間演じている。 坊主頭がトレードマーク。 元・歌手との間に女の子が一人生まれている。 平成16年に市川海老蔵を襲名。
前回の同所での観劇は「さよなら公演」の時。その後、「新橋演舞場」でも観てはいるものの、随分と久方振りになる。 勿論、新装なった「歌舞伎座」はお初。 全体的に明るいし、椅子のクッションも良くなり、席も少しは横に広がったかしら。 とは言え、前席とのとの間隔や傾斜はあまり変わっていない気が。 今回は夜の部の招待券を知己から頂き、いそいそと出かける。 演目は〔神霊矢口渡〕〔神明恵和合取組 め組の喧嘩〕〔新歌舞伎十八番の内 鎌倉八幡宮静の法楽舞〕 客席には、外国人の姿や、奥さんに連れて来られた旦那の姿もちらほら。 が、早々に席を立ったり居眠りしたりと、そちらを見るのも面白いかも(笑) まぁ、彼等の様子も…
歌舞伎座夜の部を観劇。成田屋親子が出るとあって、満員の盛況。流石成田屋、集客力は梨園随一だ。私の知り合いでも毎月歌舞伎を観る訳ではないが、この親子は必ず観ると云う人がいる。寺島しのぶが十月に出演する事が本決まりになった事でもあり、團十郎は今後もぼたんを歌舞伎座に出演させ続けたいと思っているだろう。松竹も客が呼べればそれで良いと考えているのかもしれない。女優の歌舞伎出演には私個人としての意見はあるが、ここでは触れない。いずれ何らかの形で書くこともあるだろう。 幕開きは『神霊矢口渡』。丸本の代表的な狂言の一つだが、作者は何と平賀源内。本業でないにも関わらず、これだけの狂言が書ける。本当の意味での天…
東京国際フォーラムでの團十郎親子の舞踊公演を観劇。流石当代一の人気役者、千五百ある客席は当然の様に超満員。歌舞伎座よりも更に女性客比率が高かった様に見受けられた。團十郎が未来に向けて、芸の伝承と云うテーマのもと実施した公演だ。座談会での発言では、今後も継続させて行く方針との事。どんどん大人びてくるぼたんと新之助と共に踊る舞踊三題が並んだ。 まず最初に新八の司会による團十郎親子三人の座談会。昼の部より十五分程延長して実施されたと云う。新八はかなり緊張していたのだろう、かなり危なっかしい司会だったのはご愛敬か。團十郎の事を終始「若旦那」と呼んでいた。父先代團十郎が亡くなって十年たっており、しかも海…
成田屋襲名公演の昼の部を観劇。こちらもやはり満員の盛況。ただ夜の部の際に少し触れたが、團十郎の出演は「押戻し」の正味五分間のみと物足りない。この部は新之助を中心にしたいと云う團十郎の考えなのだろう。しかし僅か九歳で歌舞伎座の出し物として粂寺弾正とは・・・大胆極まりない挑戦と云えるだろう。高麗屋襲名の際の染五郎の義経でさえかなり思い切った配役だと思ったものだが、今回はその比ではない。子供心に計り知れないプレッシャーと戦っているのではないだろうか。 幕開きは『鞘当』。松緑の伴左衛門、幸四郎の山三、奇数日が猿之助の留女、偶数日が中車の留男と云う配役。謹慎していた中車の復帰舞台となった。筆者はどちらも…
十三代目市川團十郎襲名のふた月目。昼の部の團十郎は『道成寺』の押戻のみという、いささかめずらしいかたちでの披露。同時に襲名する新之助は事前に話題が先行したが、史上最年少で『毛抜』の粂寺弾正を演じる。 『鞘当』は尾上松緑の不破伴左衛門、松本幸四郎の名古屋三山。ふたりとも切ってはめたように役にあっており、イキもぴったりで心地よい。幸四郎はセリフのリズムがよく、身体にやわらかさを保ちながらシャープな切れ味を見せるという、このひと独特のよさがきわだっている。松緑はとくに花道でのセリフが堂々としてよい。口腔をしっかりあけながらそこにうまく口蓋を被せるようにして、やや深みのある暗めな声を作りだそうとしてい…
二か月目に突入した成田屋襲名公演に行って来ました。ポスターです。 一部絵看板です。 同じく二部です。 今月の祝い幕です。 こちらはユニクロ提供の祝い幕です。 先月に引き続き盛況の成田屋襲名公演。感想はまた別項にて。
ちょっと一息ついただけで、また新しい月が始まって、新しい演目で芝居が始まる。 我々観客も息を吹き返す。 役者さん、スタッフさんはすごいですねえ。 昨日南座が初日。 munakatayoko.hatenablog.com 本日は歌舞伎座が初日。 munakatayoko.hatenablog.com 誠におめでとうございます。 チラホラと初日の感想ツイートが目についてきます。 無事に楽まで駆け抜けることができますように。 そして、2022年を収めることができますように。
昼の部と夜の部と両方見て、どちらもよかったけれど、どちらかというと祝祭感が高めだったのは昼の部のような気がする。 やはり、祝成田櫓賑(いわうなりたこびきのにぎわい)のような演目で、役者たちがいっぱいでてきて皆で襲名を寿ぐ感じがいい。 祝成田櫓賑(いわうなりたこびきのにぎわい) 襲名のために作られた演目(大体いつも襲名のときは似たような感じのものが上演される)で、役者たちが役名をもじったような名前で出てくるので、半分素みたいな感じでそれもほほえましい。 例えば、梅玉の役が鳶頭梅吉 とか鴈治郎が鳶頭智吉(鴈治郎の本名は智太郎)、錦之助が鳶頭信吉(錦之助の本名は進次郎)など。 若手も萬太郎が鳶の者萬…
團十郎襲名・新之助初舞台公演の一部を観劇。二部同様満員御礼の垂れ幕が下がる超満員の客席。この部は新之助が史上最年少で五郎を勤める『外郎売』もあり、同世代の花形、幸四郎・猿之助と四ツに組む『勧進帳』もある。筆者は当日、友人夫婦と同行して観劇した。奥方は歌舞伎初観劇。感想如何にと思っていたが、とても感動したとの事で一安心。初めて歌舞伎を観る人も感動させる力がある、花形三人全力投球の『勧進帳』は実に見応えがあった。 幕開きは『祝成田櫓賑』。襲名時によく上演される所謂「芝居前」。大名題から若手花形迄がうち揃って成田屋の襲名を寿ぐ狂言。配役は高砂屋の梅吉、鴈治郎の智吉、錦之助の信吉、孝太郎の松葉、梅枝の…
いよいよ世紀の興行團十郎襲名の本公演が始まった。二年半待たされた身としてはようやくか、と云う思いが強い。満員御礼の垂れ幕が下がり、場内はぎっしり一杯の見物客。巷間チケットの売れ行きが芳しくないなどと云う報道がなされていたが、今月のチケットは完売との事。巷では何かと批判が多い新團十郎だが、ネットなどで批判している人の多くは舞台を観ずに云っているのではないか。一度その舞台を観さえすれば、芸の巧拙を超えた團十郎の華、オーラの様なものを感じる事が出来るはずだ。それを最良の形で見せてくれるのが、この部の「助六」だろうと思う。 幕開きは歌舞伎十八番の内『矢の根』。幸四郎の五郎、巳之助の十郎、吉之丞の畑右衛…
最高の人生の始め方を見た 良い映画だった 道を見て そこにないものを言うってな部分が 良かった 想像力は無限大だわ 神さまって無神論者なんだろうか 神自身は何を信仰しているのか もしいたら聞きたい 魚屋さんに行ったけどこれといって 買いたいものが無かったので 大きなナスが6本も入って250円だったから それを2つとレンコンと 母が食べる鉄火丼とネギトロ丼を買って帰った 一度家に帰ってから 業務用の洗剤3リットルや バターや食パンとかを買う予定だったけども 一度家に帰るのも面倒くさかったので そのままホームセンターとかで買い物をした 11時半ごろに帰ってから 天ぷらを作って 寝起きの母に食べても…
さて、突然ではあるが画面の前の読者の皆様はメイドはお好きであろうか。一口にメイド、と言っても例えばスカートの長さ一つとっても違いがある訳であるが。メイドさん、というのはいつでも一定の人気を持っているジャンルである、と言ってもいいのではないかもしれない。
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 2023年9月21日 MicrosoftStartニュース BUSINESS INSIDER JAPAN「世界人材ランキング、日本は“過去最悪43位”に転落…「管理職の国際経験」は64カ国で最下位 横山耕太郎 世界人材ランキング、日本は“過去最悪43位”に転落…「管理職の国際経験」は64カ国で最下位 © BUSINESS INSIDER JAPAN 提供 スイスに拠点を置くビジネススクール・IMD(International Institute for Management Dev…
そしてバトンは渡されたを読んだ 面白かったし感動した 家族関係の登場人物全員良い人ばかり 自分じゃない誰かのために毎日を費やすことへの尊さ ってな部分が共感できた 確かに確かにそうかもしれない その誰かは 空想上の誰かでも良いし 自分じゃない自分でも良い それはとても良い行為だと思う でもその誰かは今日もどこかで 理不尽な死に方をしたりする かといってその人のために費やした時間は無駄じゃないと思う 鉄骨の工事現場で 死んじゃった人と結婚するはずだった人の 親族さんが手を合わせてた なんかもう つらい いきなり死ぬことが多々ありすぎる 母のように徐々に 毎日少しずつ弱っていくのと違って いきなり…
2023年9月14日(木) 16時~ 20000円 松竹(株) 十三代目 市川團十郎白猿襲名披露八代目 市川新之助初舞台 夜の部 一、 鞘當(さやあて) よく聞くことばだけど、あまり意味をわかっていなかったな、と驚く。語源は武士同志がすれ違ったときに刀の鞘が当たって、言い合いになること。不破伴左衛門(芝翫丈)と名古屋山三(愛之助丈)が吉原の遊郭前で鞘が当たり、さらに傾城葛城を巡っての因縁で決闘になるが・・・舞台は奥を小さく書いて遠近法を使った、広い仲之町の様子。深編笠で意気な着物の2人を止めるのは茶屋のお松(孝太郎丈)短い1幕だけど、見ごたえがあった。 二、 襲名披露 口上 ずらりと重鎮がなら…
2023年9月8日(金) 11時~ 20000円 松竹(株) 十三代目 市川團十郎白猿襲名披露八代目 市川新之助初舞台 いいお席で観たくて張り込んだ。この歳の新之助丈は今しか見られない。 昼の部 一、 歌舞伎十八番の内 矢の根 曽我五郎(市川右團次丈)が父の敵を討つために大きな矢の根を研いでいる。派手なくまどりで掛け声も勇ましく。荒事は歌舞伎の見どころのひとつ、仰々しい所作もに見ごたえがある。反対に女方の華麗な所作も歌舞伎の素晴らしいところ。うまく組み合わされているな~と感心する。夢に現れた兄を助けるために馬でかけつける。馬役の2人は顔も出せず大変。このような役や演奏、後見など多くの人で成り立…
❝県都でもある山形は、ちょっとした高台のよい立地にあり、それに加えて県庁が本通りのいちばん上(かみ)というほかより抜きんでた位置にあるので、日本の町としてはめずらしく引き立って見えます❞ イザベラ・バード「日本紀行」より これは19世紀のイギリスの女性旅行作家イザベラ・バードが1878年4月から、約2240キロにわたる日本国内旅行で山形市を訪れた際、記述したものです。 今回はそのイザベラ・バードも記述した山形の「県庁」へ行ってきました。 といってもバードのいう県庁は初代県庁であり、今回訪問した、現在「文翔館」と呼ばれている建物は2代目県庁になるので彼女のみたものとは異なります。
〇見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます 〇 タイガー(泰河)の時代だ!今年こそは、タイガーが優勝だ。七星泰河が大衆演劇界で優勝してトップを快走して欲しい。虎は天に舞う! 〇 劇団名、劇団天虎、七星泰河の名付け親は山根演芸社社長である。 〇とっても好感のもてる座長、「芸昇」の時から見ている。私の期待値は高い。 ◎ 劇団天虎のファン年齢層はかなり広い。ウイングが広いことに大きな可能性がある。 芝居のこだわりと芝居&ショーのバランスが素晴らしいのだ。更に、座長の力量も! 〇個性派ゲストが盛り上げる見応えある舞台‼ 座長大会のような歴々の座長メンバーだ。 〇劇団花組むらさきが合流してか…
www.shochiku-tokyu.co.jp『鉄道員(ぽっぽや)』(短編)、『壬生義士伝』などを執筆した浅田次郎による同名小説を映像化した作品です。(『柘榴坂の仇討』も短編小説) 中井貴一、阿部寛、広末涼子ら旬の俳優を起用し、"桜田門外の変"で主君・井伊直弼を失った侍と井伊を殺した一団に所属していた元侍の生き様を描いています。 二人の侍が対峙することになる終盤には注目です。放送情報柘榴坂の仇討 BS260 BS松竹東急 2023/9/10(日) 12:13-14:30 2020/12/30(水) 20:30-23:51 ⇒ BSテレ東 2021/4/10(土) 18:30-20:54 ⇒ …
ただいま博多座で上演中の 市川海老蔵改め十三代目 市川團十郎白猿襲名披露八代目 市川新之助初舞台九月博多座大歌舞伎 2022年11月から歌舞伎座で始まった襲名披露公演が、博多座でも開催されています。市川團十郎といえば、江戸歌舞伎を代表する大きな大きな名跡です。まさに時代の転換期、新時代の到来を感じますね。 夜の部「歌舞伎十八番の内 暫」は、市川團十郎家の芸「歌舞伎十八番」のひとつに数えられているゆかりの深い演目です。超人的パワーほとばしる正義のヒーローが悪をくじき弱きを助ける…という単純明快な内容で、歌舞伎らしさに溢れています。主役の鎌倉権五郎は團十郎さんがお勤めですので、劇場中がパーッと明る…
ただいま博多座で上演中の 市川海老蔵改め十三代目 市川團十郎白猿襲名披露八代目 市川新之助初舞台九月博多座大歌舞伎 2022年11月から歌舞伎座で始まった襲名披露公演が、博多座でも開催されています。市川團十郎といえば、江戸歌舞伎を代表する大きな大きな名跡です。まさに時代の転換期、新時代の到来を感じますね。 昼の部「歌舞伎十八番の内 外郎売」は、大人気の勸玄さんが八代目新之助の初舞台としてお勤めになっている記念の演目です。これまでも何度かお勤めになっていて、見事な言い立てがテレビなどでも数多く報じられていました。 この演目については過去にお話したものがいくつかありますのでここにひとつまとめてみま…
KPR/開幕ペナントレース「HAMLET|TOILET」@こまばアゴラ劇場=体調不良のため観劇断念 作・演出:村井雄 厠に閉じ籠り、扉の音が鳴り響くことに怯えていた。邪魔をするな。ぶつぶつと言葉を排泄し、壁に書き散らし、右を見よ、左を見よ、後を見よ、前を見よ、と己に振り回された果てにただ独りであることを識ったのだ。―此処が世界だ―。ならば世界の扉を叩いたのは誰だ。「内に誰か居るのか」或いは「外に誰か居るのか」。分からない。排泄された言葉が行方を失い、彷徨い続け、言葉、言葉、言葉、と世界の涯てへと連なるとき、沈黙に至るその言葉はいったい俺に何を語るというのだ。LINEで送る KPR/開幕ペナント…
ただいま博多座で上演中の 市川海老蔵改め十三代目 市川團十郎白猿襲名披露八代目 市川新之助初舞台九月博多座大歌舞伎 2022年11月から歌舞伎座で始まった襲名披露公演が、博多座でも開催されています。市川團十郎といえば、江戸歌舞伎を代表する大きな大きな名跡です。まさに時代の転換期、新時代の到来を感じますね。 昼の部「歌舞伎十八番の内 矢の根」は、市川團十郎家の芸「歌舞伎十八番」のひとつに数えられているゆかりの深い演目です。今回は、右團次さんが主役の曽我五郎をお勤めになっています。 「歌舞伎十八番の内 矢の根」については過去にお話ししたものがいくつかありますので、お役に立ちそうなものを一つまとめた…
十三代目市川團十郎白猿襲名披露公演を観に 博多座へ行って来ました。 www.danjuro-shuumei.jp 市川團十郎の襲名披露公演は 今回を観に行かなければ 恐らく自分が生を終えるまでに 二度と観ることは出来ないだろうと思い チケットを取りました。 歌舞伎を劇場に観に行くのは初めてですし 歌舞伎のことについては素人ですが 観劇後には 今回観ることが出来て本当に良かったと思いました。 私が観に行った昼の部は 「矢の根」「外郎売」「景清」の三幕で いずれも歌舞伎十八番です。 どの演目もとても素晴らしかったです。 「外郎売」で初舞台を務めた 團十郎の長男の八代目市川新之助こと勸玄くんは 「外…
はじめに 玉狛第二 ROUND2 諏訪隊 荒船隊 ROUND3 鈴鳴第一 那須隊 ROUND4 影浦隊 東隊 二宮隊 最後に はじめに 人数が多いので1キャラクターあたり4行程度で感想をまとめています。 キャラクターによっては1,2行のもあります。 感想になっているか不安ですが、そこは温かくご覧ください。 ROUND2の諏訪隊、荒船隊は書ける部分が少なかったので穂刈、半崎、堤の 感想は省きます。ご了承ください。 玉狛第二 空閑遊真 各隊のエースと戦うことが多い玉狛第二のエース。 様々な困難にレプリカの力も借りながら戦っている印象です。 今後も各隊のエースクラスの方々と戦っていくんだろうけど そ…