「アイヌ神謡集」の編者
19歳で早世したアイヌ女性(1903〜22年)
アイヌ語学者・知里真志保の姉。金田一京助のすすめでユーカラの記録をすすめた。
1903年、知里高吉・ナミの長女として登別に生まれる。6歳の時に旭川に住む伯母の金成マツと祖母のモナシウクの下に預けられ、アイヌの叙事詩ユーカラを習得する。
1919年、金田一京助と出会い、アイヌのユーカラ研究に従事することを決意し、1922年、上京して金田一の元で『アイヌ神謡集』の執筆に専念するが、同年心不全で死去。翌年『アイヌ神謡集』が出版される。