「短歌と俳句の五十番勝負」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com ぴょんぴょんとサメたちの背を跳んでゆくウサギよ明日の夢をみている (穂村弘) このお題難しすぎるなーと思っていたら出題者は馬場あき子でした。ベテラン歌人でしたか…。 穂村弘の短歌は、因幡の白兎の話がモチーフです。エッセイに、 短歌の中のウサギは、まだ自らの未来を知らない。眩しい海の光と潮風の中をぴょんぴょんと跳んでゆきながら、ただ幸福な夢を見ている。 とあって、ものすごく切ないような怖いような気持ちになりました。結末を知っている話の途中を切り取って、眩しい未来を夢見る歌を作るなんて空恐ろしいですね。…