米澤穂信の小説。 〈小市民〉シリーズの第3作。上下巻。創元推理文庫より刊行。
あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。――それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい…… 上巻の出版社紹介文より
102冊目となる今回は、米澤穂信さんの小市民シリーズの3作目となる『秋季限定栗きんとん事件』を読みました! 小市民シリーズとしては初めての文庫本で上下2冊に分かれており、なかなかの長編物語でした! books.rakuten.co.jp あらすじ 去年の夏休みに小佐内さんと別れてから、 小鳩君と小佐内さんはそれぞれ別のパートナーを見つけ、高校生活を送っていく。 お互いがそれぞれの生活を楽しみながらも、町では連続放火事件、学校では新聞部の未来予知月報が話題となり、 それらが二人を引き合わせていく、、、 感想 『小市民シリーズ』もやっと3作目に追いつきました笑 3作目となる今作は、小佐内さんと小鳩…
本記事では米澤穂信さんの小説『秋期限定栗きんとん事件』を紹介します。 小市民シリーズの三作目である。 秋期限定栗きんとん事件 あらすじ 登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 秋期限定栗きんとん事件 著者:米澤穂信 出版社:東京創元社 ページ数:上巻:254ページ 下巻:242ページ 読了日:上巻:2023年12月30日 下巻:2024年1月1日 米澤穂信さんの『秋期限定栗きんとん事件』。 小市民シリーズの第三弾で、上下巻で構成されたシリーズ初の長編になっている。 小鳩君と小佐内さんの高校二年の秋から三年の秋の一年間の出来事が描かれている。 「このミステリーがすごい!2010年版」1…
この気ににはプロモーションが含まれています。 ランキング参加中アニメ ランキング参加中読書 ようこそ、シュガーです。 米澤穂信さんが創元推理文庫から出している大人気ミステリー 小市民シリーズ がアニメ化します!! 〈小市民〉シリーズがテレビ朝日系でテレビアニメ化されます。監督は神戸守さん、アニメーション制作はラパントラックさんで、2024年7月から放映となります。どうぞお楽しみにお待ちくださいませ。https://t.co/jJoh3LjIlJ — 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2024年1月12日 京都アニメーションがアニメを手がけた「氷菓」から始まる古典部シリーズも書いて…
秋クールから放送開始予定の『BLEACH』のアニメ。 何と分割4クール、原作ラストまでアニメで、と言うことで。 ぶっちゃけ、秋クール、本当にラインナップが豊富すぎて、その中で『BLEACH』は先が長そうだから諦めるか・・・と思っていたんですが。 分割4クールなら無理なく視聴できそうと言う、希望が。 ただ分割4クール、50話くらいだとしても、駆け足感がぬぐえないと言う、ツィッター上のコメントが、またこれいい意味で凄いよな(笑) そうかぁ・・・これは見たいなぁ・・・。でもほんと、秋クール、どうすんだよ。 どうすんだよ(ちーん) はい。そんなこんなで本題です。 『このミステリーがすごい!』の歴史を振…
秋期限定栗きんとん事件(下) (創元推理文庫) [ 米澤穂信 ]価格: 638 円楽天で詳細を見る 瓜野君、惨敗。いや、勝負にすらなっていない……! 小山内さんと小鳩君の邂逅がこんなに嬉しいものとは。 やっと必要だと気付けて、伝えることができて、こそばゆ良かった。 マロングラッセ方式、小山内さんは失敗だったけど、私はできるかな?栗きんとん方式のほうがいいのかな? きっとだんだんと、折り合いをうまくつけられるようになっていくことを信じて。
秋期限定栗きんとん事件(上) (創元推理文庫) [ 米澤穂信 ]価格: 638 円楽天で詳細を見る 小市民になりたい小鳩君と、小市民にはなりたくない瓜野君。 そして、瓜野君の目を介することによって、ますます捉えどころがなくなる小山内さん。 小鳩君は比較的小市民だったけれど、小山内さんはあからさまに暗躍してるなぁ……。 マロングラッセの話が印象的。 「上辺が本性にすり替わる」。 嘘を重ねていれば、いつかそれが「本当の自分」になるのだろうか。(そもそも、それは「嘘」か?) 全編通して、健吾がかっこよすぎるよー!! そして放火犯は一体誰なのか。さすがに小山内さんが2巻連続で犯罪を犯したとは思えないし…