米澤穂信の小説。 2006年4月,東京創元社より刊行。 小市民シリーズ第2作。 ISBN:4488451020
小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。賢しらに名探偵を気取るなどもってのほか。諦念と儀礼的無関心を心の中で育んで、そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を! そんな高校2年生・小鳩君の、この夏の運命を左右するのは〈小佐内スイーツセレクション・夏〉!?
簡単な作品紹介 「小市民シリーズ」は2024年の夏アニメとして放送され、既に2期の制作も決まっています。原作は「氷菓(古典部シリーズ)」などで有名な米澤穂信先生の小説で、アニメ1期では「春期限定いちごタルト事件」および「夏期限定トロピカルパフェ事件」が映像化されました。 古典部シリーズの舞台は岐阜県の高山市でしたが、こちらは岐阜駅周辺(岐阜市)が舞台となっています。岐阜駅にも小市民シリーズの広告やパネルが置いてありました。 ▼観光案内所のパネル。しれっと「変人のサラダボウル」のポスターもあって笑った 10月5日からはJR東海とのコラボイベントも始まるようです。あと2週早く始めていてくれればなぁ…
ずいぶんと浮かれたものを食べてしまった。これは、今日のおやつ。Atelier Petit *Calinのトロピカルパフェだ*1。 maps.app.goo.gl マンゴーやグアバ、パッションフルーツなど南国の果物がふんだんに使われている。ぱりぱりしたものはバナナチップ。スイカのクッキーもかわいい。ラッコは特に南国要素は無いが、かわいいので仕方がない。 もちろん、とてもおいしい。ヨーグルト的な(あるいはフレッシュチーズ的な)酸味のあるクリームと、多種多様な夏の果物がすばらしいバランスを保っていた。 トロピカルを謳うパフェではバナナを多用しがちだが、揚げたものが使われているだけなのもうれしい*2。…
今回は、米澤穂信さん作の小市民シリーズの2作目『夏期限定トロピカルカフェ事件』を読みました。 『小市民シリーズ』は、アニメ化が決定し、この7月から放送されるということで、楽しみですね☺️ 日々を平穏に過ごす『小市民』を目指す小鳩君と、スイーツ大好き小佐内さんとの夏の大冒険で、二人の心の内の読み合いが面白かったです😄 books.rakuten.co.jp あらすじ・感想 『小市民シリーズ』の2作目となる今作は、高校2年生の夏休みを描いたお話で、 街の美味しいスイーツをチェックしたリスト《小佐内スイーツセレクション・夏》を軸として、 そのリストに書いてある10個のスイーツを、夏休みの間に食べて回…
この気ににはプロモーションが含まれています。 ランキング参加中アニメ ランキング参加中読書 ようこそ、シュガーです。 米澤穂信さんが創元推理文庫から出している大人気ミステリー 小市民シリーズ がアニメ化します!! 〈小市民〉シリーズがテレビ朝日系でテレビアニメ化されます。監督は神戸守さん、アニメーション制作はラパントラックさんで、2024年7月から放映となります。どうぞお楽しみにお待ちくださいませ。https://t.co/jJoh3LjIlJ — 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2024年1月12日 京都アニメーションがアニメを手がけた「氷菓」から始まる古典部シリーズも書いて…
本記事では米澤穂信さんの『夏期限定トロピカルパフェ事件』を紹介します。 小市民シリーズの二作目である。 夏期限定トロピカルパフェ事件 序章 まるで綿菓子のよう あらすじ ネタバレありの感想 第一章 シャルロットだけはぼくのもの あらすじ ネタバレありの感想 第二章 シェイク・ハーフ あらすじ ネタバレありの感想 第三章 激辛大盛 あらすじ ネタバレありの感想 第四章 おいで、キャンディーをあげる あらすじ ネタバレありの感想 終章 スイート・メモリー あらすじ ネタバレありの感想 登場人物 総評 夏期限定トロピカルパフェ事件 著者:米澤穂信 出版社:東京創元社 ページ数:248ページ 読了日:…
夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫) [ 米澤穂信 ]価格: 628 円楽天で詳細を見る 「シャルロットだけはぼくのもの」の小鳩くんが好き! 見た目は小学生で、一見すると儚くも見える印象の小山内さん。そんな彼女が幼い口調のまま牙を剥くシーンの不思議な魅力に、小山内さんの「狼」な面をもっと見たくなってしまいます。(本人、本意じゃないだろうけど) 恋愛関係でも依存関係でもない、友情とも言いがたい関係の二人の「別れ」のシーンには、切なさや苦さには届かないけれど、それに近い何かがありました。 アイデンティティの確立、ありのままの自分を受け入れたくない辛さ。 いっそ傲慢でもいいじゃないか、と声…