今野 敏著‥‥‥秋麗 著者の世代がわたしよりも少し上。 この少しが、違和感を産む。 警察社会だから、昼夜厭わず事件に邁進してほしい思いはある。 著者も、あの「24時間働けますか?」の時代に生きた人。 心身の健康に配慮しながらと、どっちがいいのかは‥‥‥実は分からなくなる。 結婚しなければ、わたし自身仕事に邁進し、今があったとは思えないから。 子供を授かったとき、守り続けようと身体の底から沸き起こる母性が、わたしに変化をもたらしたことを覚えている。 そこはさておき、事件は思いもよらない場面から殺人にさえ発展する。 性善説派は、違うなと感じるのも、一定数存在するサイコパスと思わせる人物。 人生10…