国盗り物語(一)(新潮文庫)【電子書籍】[ 司馬遼太郎 ]価格: 825 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 かつては妙覚寺本山で学識を謡われたものの、世に出る思い捨てがたく、還俗して牢人となった松波庄九郎は、その日を暮らすのがやっとの一方で「国主になりたいものだ」と途方もない夢を抱いていた。間もなく庄九郎は知恵と才覚で、若後家のお万阿が支配する、有数の油問屋「奈良屋」の婿に入り込むことに成功するも、国主への夢は捨て難い。油問屋の亭主の座から去り、豊沃の田地に恵まれ、京に近く東西の交通の要地にある美濃一国の「国盗り」に挑むことにする。 鎌倉の世より美濃の守護に封じられた土岐氏は、民や家臣を顧みな…