古代に生まれた哲学や思想や宗教にはみんな共通した考え方があるものです。その共通の部分が真理というよりは、出所が同じなのではとも思えます。陰陽説や五行説は算命学の特許ではなく、いち早くそれを取り入れて体系化したということです。 そして陰陽説五行説から派生した宇宙観を立体的に解釈したところに、他の推命学とも異なる算命学独自の宇宙論があります。 前進しかできない人間の時間的存在を永遠の魂と合体することで、虚しくはない人生を構築するという壮大な人間観が立体五行説には秘められています。仏教的な悟りの世界は、平面五行にいる人間の、精神だけを別次元の時空間で構築して体感しようというもののように思えます。 高…