第九章 宇宙の図形、シンボルマーク 近代科学の宇宙創生 私の大まかな理解ではありますが、近代科学が導き出した「宇宙の創世」は次のように説明されています。 まず、何も存在しない真空の状態から始まります。人間の脳でその状態を想像することは非常に難しいのですが、たとえるなら鉛のように重いもの、水銀のように流動的なもの、あるいはコールタールのように粘性の高いもの、といったイメージでしょうか。しかし、それらはあくまで私たちが知る物質を基準にした比喩であり、実際にはそれを超えた全く異質の「何もない世界」であったと考えられます。そこには、時間も空間も存在していませんでした。 やがて、ほんのわずかな「きっかけ…